Wednesday, Mar 8, 2023 10:35pm | Kevin Farley
最近、ディスクゴルフの保険について質問する人が増えています。初めて大会を運営するトーナメントディレクターが「自分のイベントは補償対象になるのか?」と疑問に思っている場合もあれば、土地所有者が「地域の人たちと共有したい自分のコースで、私有地に人が来てプレーしても大丈夫なのか?」と考えている場合、あるいは事業者が「コースを造った場合、どのような責任を負うのか?」と不安に思っている場合もあります。
また、まだ十分に問われていない質問もあります。たとえば、「自分のためにコースを設計した場合、責任を負うのか?」「誰かのためにコースを設計した場合はどうなるのか?」「自分の私設コースは地元クラブの保険で補償されるのか?」といったものです。
これらはいずれも重要な質問ですが、残念ながら、全体を説明してくれる情報源があまりに少ないため、助けを求めてフォーラムに投稿されているのが現状です。そこで得られる回答は、誤解を招くものだったり、完全に間違っていたりすることも少なくありません。自分でも気づかないうちに責任を負っている立場にいる場合、それは危険です。
ここでは、保険の種類、誰がどのような補償を提供しているのか、そして何が補償され、何が補償されないのかを、できる限り分かりやすく説明します。ただし、私は認可を受けた保険ブローカーではありません。イベントやコースを進める前に、認可を受けた専門家である保険ブローカーに相談してください。ここで提供するのは、Fluent Disc Sportを運営する中で、またディスクゴルフ界でのボランティア活動を通じて得た知識をまとめたものです。
ここでは、ディスクゴルフに関わる活動を主に次の3つのカテゴリーに分けて見ていきます。
建築家、エンジニア、施工者と同じように、ディスクゴルフのコース設計者は、報酬を受け取っているかどうかに関わらず、自分の制作物や設計上の判断について責任を負います。訴訟が起こされると、責任の所在を探るために複数の方向へ請求が向けられるのが一般的です。ディスクゴルフの場合、通常は土地所有者とコース設計者の双方が対象になります。スポーツ賠償責任保険で補償されているコースでは、けがについて補償される場合がありますが、設計に関連する過失、誤り、または不作為は補償されません。コース設計者には、自分自身の個人資産と土地所有者の双方を守るために、E&O(Errors & Omissions/専門職賠償責任)保険が必要です。E&O保険の利点は、設計後に実質的または重要な変更が行われていない限り、保険契約が失効または終了した後でも、コースの存続期間中は効力が続くことです。
土地所有者の立場から見ると、設計者が保険に加入していない場合、そのリスクを設計者とともに自ら負うことになります。専門的な訓練を受けていない、または保険に加入していない設計者を雇ったことについて、土地所有者に過失があったと指摘される可能性があります。ディスクゴルフのコース設計には正式な認定制度がないため、保険加入の有無が重要になります。自分を守るためにも、保険に加入している設計者と仕事をしていることを確認する責任は土地所有者にあります。
コース施工は少し異なり、状況によって扱いが変わります。まず、報酬を受け取ってコースを施工する場合、CGL(Commercial General Liability/商業総合賠償責任)保険が必要です。また土地所有者は通常、自分たちを補償対象者として記載したCOI(Certificate of Insurance/保険証明書)の提出を求めます。CGLは、顧客の財産への損害、あなたの作業に起因する第三者の身体傷害、過失などを補償します。CGLがボランティアを補償する場合もありますが、その点は保険ブローカーに確認する必要があります。
一方で、ボランティアがコース建設を手伝うことは可能であり、実際によくあります。ただし土地所有者は、作業によってけがなどが生じる可能性を理解していることを認める免責同意書(弁護士が承認したもの)に署名するよう求めるべきです。
すべてのイベントにはスポーツ賠償責任保険が必要です。トーナメント、リーグ、イベントに関連するあらゆる練習、クリニックなどが含まれます。これらの保険は、イベントに起因するけがなどからイベント主催者や土地所有者を守り、プレーヤーへの医療支援を提供します。
幸いなことに、場合によっては、PDGAによる公認、またはオンタリオ州のODSAのような州団体へのクラブ会員資格を通じて、この補償が提供されます。
PDGAは、カナダおよび米国におけるすべての公認トーナメントおよびリーグイベントに補償を提供しています。公共・私有の土地所有者はいずれも、一般賠償責任保険の対象となります。補償されるのは、スタッフ、ボランティア、登録プレーヤーのみです。観客、出店者などは補償されません。COI(Certificate of Insurance/保険証明書)の発行には50ドルの手数料がかかります。
Ontario Disc Sport Association(カナダ・オンタリオ州の州団体)は、BFL Canadaを通じて、加盟クラブまたは協会に対し、500万ドルの包括的なアマチュアスポーツ団体一般賠償責任保険を提供しています。ODSAの保険は、公認・非公認を問わず、クラブが承認したトーナメントやリーグなどのイベントを補償します。クラブまたは協会は、年額30ドルでODSAの会員資格を購入でき、自動的に追加被保険者として登録されます。
私有地の所有者は、そのイベントがODSA加盟クラブまたは協会によって承認または提供されていない限り、直接は補償されません。
他の地域では、州または州相当の代表団体に確認してください。おそらく同様の制度を提供しているはずです。
最も誤解されているカテゴリーがカジュアルプレーです。これは、子どもと一緒に地元のコースへ午後のラウンドに出かけるプレーヤーや、友人数人とタグラウンドのために集まるプレーヤーなどを指します。カジュアルプレーは行われるラウンドの99%を占めますが、これまで説明したいずれの保険でも補償されません。E&Oは設計上の判断を補償し、CGLはコース施工中の施工者を補償します。そして上記のPDGAおよびODSAの保険は、いずれも組織されたイベントのみを対象としています。
カジュアルプレーには、一般または専用の賠償責任保険が必要であり、その責任は土地所有者にあります。必要な保険の種類や規模は、会場の大きさや利用者数によって多少異なります。これについて助言できるのは保険ブローカーだけです。自治体は通常、すべてのレクリエーション施設に対して包括的な保険を備えているため、公共コースは一般的に補償されています。
私有地の所有者には、一定程度責任を軽減するための選択肢が2つあります。ただし、コースの維持管理や状態に関する所有者側の過失は、いずれによっても補償されません。免責同意には「黙示」と「説明に基づく」ものの2種類があります。黙示の免責とは、スキー場のリフト券の裏面に見られるようなもので、参加することで同意したとみなされる、公に掲示された免責事項です。プレーヤーが見落とせないように、コース入口に視認性の高い看板を設置することがその例です。一方、説明に基づく免責は、より法的拘束力のある形式で、署名を必要とします。土地所有者にとって、これらのいずれかを導入することは重要ですが、完全な保護を提供するものではありません。それができるのは賠償責任保険だけです。
参考:Lerners Personal Injuryによる「オンタリオ州における免責同意書 ― 法的入門」
正式な「有料プレー」コースとして運営するのではなく、プレーヤーに無料で利用させたり、「寄付」を受け取ったりすれば、土地所有者は責任から守られるという誤解が広くありますが、それはまったく事実ではありません。この方法は主に、自治体における地域のゾーニング要件、つまり土地の一定の「付随的」利用を認める要件に関わるものです。賠償責任保険が必要であることには、まったく影響しません。
適切な保険を備えることがどれほど重要か、またその補償をどこから得られるのか、あるいは得られないのかについて、この記事が理解の助けになれば心から嬉しく思います。また、保険の購入を回避する方法について広まっている誤解を解く一助にもなれば幸いです。代わりになるものはありません。ディスクゴルフコースの利用者が大幅に増え、混雑し、ディスクがより遠くまで飛ぶようになり、訴訟が増加し、より一般的なリスクとなっている今、個人資産を危険にさらす価値はありません。
忘れないでください!認可を受けた保険ブローカーに相談し、疑問のある保険内容を提示して、自分の状況に適しているかどうか助言を受けてください。
追伸:この記事の対象範囲をオンタリオ州やカナダ以外の情報源にも広げられれば素晴らしいと思います。ご協力いただける方は、ぜひお問い合わせください!
Kevin.
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